Japanese honeybee base81
Beekeeping work

分蜂群を確実に捕獲する方法
2017年 分蜂群の捕獲は、最初に巣箱を譲り受けた方から教えていただき、分蜂した蜂球の下に直接巣箱を持っていき手で払い落す方法を取っていました。
しかしながら、高い梯子の上で巣箱を持ち上げているのは、大変な作業で、それに反し巣箱に入る蜂の数は、6割程度(私見)と効率が非常に悪く、それ以上に残った蜂は迷い蜂となり貴重な蜂たちを見殺しにしているという思いがありました。
2019年 3m以上の高い枝に蜂球が出来た時は、昆虫採取用の捕獲網を釣り竿の先端に取り付けて試みました。しなしながら、蜂球がある太枝の周囲には細い枝もあり、捕獲網が上手く蜂球の下に入らず逃避されたりで捕獲率は50%と納得のいかない数字でした。

インターネットで検索すると、家庭用掃除機を利用した吸引方法を知り、里山には電源が無いので、充電式のブロワーとダイソーの大型タッパー、防虫ネット、洗濯機用の給水ホースを使って自作しました。
2019年 この吸引捕獲器を使うようになり、小枝の中や樹木の根本にできた蜂球でも捕獲できるようになり、捕獲率が格段に上がりました。
何より蜂球を大きく刺激しないので蜂の飛散も少なく、枝に戻る蜂も1匹ずつでも捕獲ができ、蜂球の95%以上(私見)は捕獲できるようになりました。




JBee base81仕様のHoney catcher
2022年 Honey catcher(蜜蜂蜂捕獲機)の全容

内部の蜂収容ネットが見えるように密閉蓋を
外した状態




complete kit(組付け材料一式)
2022年 捕獲機のメインパーツ

ホームセンターで購入可能な、大型の密閉容器(20L)

両端側面にホースが入るΦ32の穴を開けたものです。
2022年 ホースは、洗濯機用の延長ホース
1.5mと2.0mの各1本
(蜂が見えるよう透明の物が良い)
2022年 排気側ホース(ブロワー装着側)の先端には、ブロワーを守るネットの装着が必要になる。 また、ホースの抜け止めに必要な、固定用スリーブが必要だが、今回はネットと一体化した 固定キャップを3Dプリンターで製作してみました。
2022年 蜜蜂を収容するネットには、ダイソーで購入できる帽子に被せる防虫ネットを使用します。 両端とも大きく開く筒状の物です。
2022年 ネットをそのままホースに装着し吸引すると、ネットは平たく密着してしまい蜜蜂が収容できません。
そのために、常にネットを拡げておくための骨組みが必要になります。
写真は、ホームセンターで購入可能な、φ3ミリのアルミ製針金を使って骨格を製作しています。
2022年 吸引の動力源には、バッテリー式のブロワーが有効です。本来は、落ち葉などを吹き払うのに使用するのですが、 先端のパーツを横の吸気側に取り付ければ吸引が可能になります。本体フルパワーでも蜜蜂を傷つけない適度な吸引力です。


ぶんぶん透過画像
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